エルメス「バーキン」とは?
結論:バーキンは単なるバッグではなく、ステータスの象徴
エルメスの「バーキン」は、世界で最も有名なラグジュアリーバッグのひとつです。ただのバッグではなく、所有することがステータスとなり、さらには投資価値すらあるアイテム。職人の手仕事による最高級の品質、希少性、ブランドの歴史が相まって、その価値を揺るぎないものとしています。しかし、バーキンは誰でも簡単に購入できるわけではなく、エルメス独自の販売方針により入手が非常に困難です。
本記事では、バーキンの魅力、価格、購入方法、そしてケリーとの違いまで詳しく解説します。
まずは、バーキンの基本的なスペックを押さえておきましょう。サイズ展開は以下の通りです。
バーキン25(ミニサイズ):エレガントな装いにぴったりで、特に女性に人気。
バーキン30(ミディアムサイズ):デイリーユースに最適なサイズ感。
バーキン35(スタンダードサイズ):仕事や旅行にも使える実用的な大きさ。
バーキン40(ラージサイズ):大容量で、出張や旅行にも適したサイズ。
素材もさまざまで、トゴ、トリヨンクレマンス、エプソン、オーストリッチ、クロコダイルなど、高級感あふれる選択肢が豊富。カラーバリエーションも豊かで、シックなブラックからエルメスの象徴的なオレンジまで、幅広く展開されています。
バーキンの誕生と歴史
バーキンの誕生は1984年。女優でありシンガーでもあるジェーン・バーキンと、当時のエルメス社長ジャン=ルイ・デュマが飛行機内で偶然出会ったことがきっかけです。彼女が「理想のバッグがない」とこぼしたところ、デュマが「じゃあ作りましょう」と提案し、その場でデザインを描いたのがバーキン誕生の瞬間でした。
それ以来、バーキンは「憧れのバッグ」として世界中のセレブやファッション愛好家から絶大な支持を得ています。特にヴィクトリア・ベッカム、キム・カーダシアン、ジェニファー・ロペスなど、多くの著名人が愛用していることでも知られています。
エルメス「バーキン」の特徴と魅力

引用元:『エルメス』公式サイト
エルメスの「バーキン」は、単なるバッグではなく、職人技・デザイン・ステータスのすべてを兼ね備えた究極のラグジュアリーアイテムです。持っているだけで自信が湧く、そんなバーキンの魅力を詳しく解説します。
1. 完璧な職人技と最高級素材
バーキンはフランスのエルメスのアトリエで、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手作りしています。1つのバッグが完成するまでに約48時間以上、場合によっては十数時間もかかることも。ミシンではなく手縫いで仕上げられ、細部に至るまで完璧なクオリティが求められます。
さらに、使用される素材も最高級。バーキンの代表的なレザーには以下のような種類があります。
トゴレザー(柔らかく、傷がつきにくい)
エプソンレザー(型崩れしにくく、シャープな印象)
スイフトレザー(なめらかで発色が美しい)
クロコダイルレザー(極めて希少で高価、エルメスの最上級ライン)
オーストリッチ(ダチョウ革)(独特の斑点模様がエレガント)
特にエルメスのクロコダイルレザーは、最高品質の「ポロサス(スモールクロコダイル)」を使用し、美しい光沢と洗練された質感が特徴。バーキンのクロコダイルモデルは数百万~数千万円の価値があることも珍しくありません。
2. シンプルでありながら機能的なデザイン
バーキンは、一見シンプルなトートバッグのように見えますが、細部にまで計算し尽くされたデザインが魅力。
デザインの特徴
独特のフラップとベルト:シンプルながらも高級感を演出するデザイン。
しっかりしたハンドル:持ちやすく、腕にかけても美しく見える設計。
抜群の収納力:スマホ、財布、手帳、化粧ポーチ、500mlペットボトルまで余裕で入る。
エルメスならではの錠前付き:セキュリティ面でも安心。
サイズ展開
バーキンは用途に応じて、さまざまなサイズが用意されています。
サイズ | 横幅 (cm) | 高さ (cm) | マチ (cm) | 用途 |
バーキン25 | 25 | 20 | 13 | コンパクトで上品、フォーマル向け |
バーキン30 | 30 | 22 | 16 | デイリーに最適な万能サイズ |
バーキン35 | 35 | 25 | 18 | 収納力抜群、仕事や旅行にも |
バーキン40 | 40 | 30 | 21 | 大容量で出張や旅行にも対応 |
程よいサイズ感で、普段使いからビジネスシーンまで幅広く活躍。持ち手のバランスもよく、肩掛けしなくても手にしっくり馴染むのが嬉しいポイントです!
3. ステータスシンボルとしての価値
バーキンはただのバッグではなく、成功者の象徴としても知られています。
バーキンを愛用するセレブ
ヴィクトリア・ベッカム(150個以上所有しているとも!)
ジェーン・バーキン(名前の由来となった女優)
キム・カーダシアン(レアモデルを多数コレクション)
ジェニファー・ロペス(クロコダイルのバーキンを愛用)
特にヴィクトリア・ベッカムは、カラフルなバーキンをコレクションしており、その総額は数億円とも言われています。
また、バーキンは投資価値も高く、過去10年間で価値が年平均14%も上昇しているのです。
参照元:『COLLET MAGAZINE』
なぜバーキンは簡単に買えないのか?

引用元:『エルメス』公式サイト
エルメスの「バーキン」は、世界で最も有名なラグジュアリーバッグのひとつですが、店頭に行って「ください!」と言っても簡単には手に入りません。その理由は、大量生産ができない希少性、エルメス独自の販売方針、そして転売対策など、さまざまな要因が絡み合っています。
では、なぜバーキンは手に入りにくいのか?その理由を詳しく解説していきます。
1. 生産量が限られている
バーキンはすべてフランスのエルメスのアトリエで、熟練した職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られています。大量生産ができる機械生産とは異なり、すべて手作業で仕上げるため、生産数にはどうしても限りがあります。
生産時間と職人技
1つのバーキンを作るのに約48時間以上かかる
1人の職人が最初から最後まで担当する「一貫製作」
すべてのバッグに「職人の刻印」が入る
エルメスは毎年の生産数を公表していませんが、推定では年間7万〜8万個ほどと言われています。これは世界中のエルメスファンに対しては非常に少ない数で、供給が需要に追いついていない状態です。
さらに、使用される素材にも制限があります。特にクロコダイルレザーやオーストリッチレザーのバーキンは、素材自体が希少なため、さらに生産数が限られています。
2. 店舗での販売方針
エルメスの販売スタイルは「限られた顧客にのみバーキンを提供する」という独特なもの。いきなり店舗に行っても、「在庫はありません」と言われるのが通常です。
では、どうすれば手に入るのか?
バーキンを購入するためのプロセス
エルメスで他の商品を購入し、顧客としての実績を積む:バッグ以外にも、スカーフ、財布、ジュエリーなどの購入履歴を作る。
店員と良好な関係を築く:エルメスの販売員は顧客の好みやスタイルを把握しており、長期的な関係を重視する。
店舗から「ご提案」されるのを待つ:エルメスでは「招待制」に近い形でバーキンを案内される。
つまり、単にお金を持っているだけでは買えないのがエルメスの戦略なのです。
なぜこの販売方針をとるのか?
エルメスは、「ブランドの価値を維持するため」に、誰でもすぐに買える仕組みにはしていません。希少性があるからこそ、バーキンの特別感が際立ち、ステータスシンボルとしての価値が高まるのです。
3. 投資目的の転売を防ぐため
バーキンは単なるバッグではなく、投資価値のあるアイテムとしても知られています。実際に、中古市場では新品の定価を大幅に超える価格で取引されることが多く、エルメス側も転売目的での購入を防ぐために慎重になっています。
バーキンの市場価格
サイズ | 定価(目安) | 中古市場価格(目安) |
バーキン25 | 約150万円~ | 200万円~500万円 |
バーキン30 | 約180万円~ | 250万円~600万円 |
バーキン35 | 約200万円~ | 300万円~700万円 |
バーキン40 | 約250万円~ | 350万円~800万円 |
特に、クロコダイルやリザードのバーキンは数千万円になることもあり、投資目的で購入する人が増えています。そのため、エルメスは「本当にバーキンを愛用する人にだけ販売したい」と考え、販売方針を厳格にしているのです。
また、購入履歴のない顧客がいきなりバーキンを求めると、「転売目的では?」と疑われてしまうこともあります。
エルメス バーキンに出会える確率は?買うコツ
結論:バーキンは「偶然の出会い」ではなく「戦略的な出会い」が大切
エルメスのバーキンは、ただ店に行って「ください」と言えば手に入るようなバッグではありません。その希少性と特別な販売スタイルが、多くの人々を魅了し続けています。
実際に、バーキンに出会える確率は非常に低いですが、ゼロではありません。ここでは、バーキンの魅力、手に入れるための戦略について詳しく解説していきます。
そもそも、なぜバーキンは特別なのか?
バーキンは、ただの高級バッグではなく、
卓越した職人技によって生み出される芸術品
入手困難であり、特定の顧客しか手にできないステータスシンボル
資産価値のあるアイテムであり、時を経ても価格が上昇する可能性が高い
といった点が他のブランドバッグと大きく異なります。
バーキンに出会える確率とは?
バーキンは一般的な店舗のショーケースには並びません。エルメスのブティックで購入する場合、いくつかの条件を満たしている必要があります。
一般的な購入ルートでのバーキン遭遇確率
エルメスの常連顧客(VIP顧客):高い確率でオファーされる
初めてエルメスのブティックに行った人:1~5%以下とも
エルメスとの関係を築くことが、バーキンを手にする最も確実な方法なのです。
バーキンを手に入れるための戦略
『エルメスの常連になる』
・スカーフ、財布、ジュエリーなどの小物を定期的に購入する
・店員と信頼関係を築く
『タイミングを狙う』
・新作入荷のタイミングをチェックする
・朝一番や平日の来店が狙い目
手に入れるのは簡単ではありませんが、そのプロセスこそがバーキンの価値をさらに高めているのです。もしあなたが「一生使える最高のバッグ」を求めているなら、バーキンは間違いなく最良の選択肢のひとつです!
バーキンとケリーの違い

引用元:『エルメス』公式サイト
エルメスを代表するバッグといえば「バーキン」と「ケリー」。どちらもラグジュアリーなアイコンですが、デザインや用途には明確な違いがあります。
それぞれの魅力を詳しく解説しながら、どちらがあなたにぴったりなのかを探っていきましょう!
1. バーキンとケリーの基本スペック
まずは、バーキンとケリーの基本的な特徴を比較してみましょう。
項目 | バーキン | ケリー |
デザイン | 開閉が容易なトート型 | ストラップ付きでクラシックなデザイン |
サイズ展開 | 25cm / 30cm / 35cm / 40cm | 20cm / 25cm / 28cm / 32cm / 35cm |
ハンドル | 2本(トートバッグ風) | 1本(エレガントな印象) |
使い勝手 | カジュアル・ビジネス向き | エレガントな場面向き |
開閉方式 | フラップを開けたまま使える | クラスプ(留め具)を閉める必要あり |
ショルダーストラップ | なし | あり(肩掛け可能) |
2. バーキンとは?
歴史と誕生秘話
バーキンは1984年に誕生しました。女優であり歌手のジェーン・バーキンが飛行機内で「収納力のあるバッグが欲しい」と話したことをきっかけに、エルメスの社長ジャン=ルイ・デュマがその場でデザインを描いたのが始まりです。
そこから生まれたのが、現在も人気の高い「バーキン」。そのトート型のデザインと高い収納力は、多くの女性にとって理想のバッグとなりました。
特徴と魅力
カジュアル&ビジネス向き:2本のハンドルで手持ちしやすく、フラップを開けたまま使えるので、頻繁に物を出し入れする人に最適。
収納力が抜群:財布、スマホ、化粧ポーチ、500mlペットボトルまで余裕で入る。
サイズ展開が豊富:
バーキン25(エレガントで女性らしい)
バーキン30(万能サイズ、デイリー使い向け)
バーキン35(収納力抜群、ビジネスシーン向け)
バーキン40(旅行や出張にも対応)
仕事にもプライベートにも使えて、どんなコーディネートにもなじむデザインが最高ですね!
3. ケリーとは?
歴史と誕生秘話
ケリーの歴史はバーキンよりも古く、1930年代にさかのぼります。もともとは「サック・ア・クロア」という名前のバッグでしたが、1956年にモナコ公妃グレース・ケリーが愛用し、パパラッチから妊娠中のお腹を隠すためにこのバッグを使ったことで一躍有名に。
エルメスはこのエピソードを記念し、バッグの名前を「ケリー」に変更しました。
特徴と魅力
エレガントなデザイン:1本のハンドルで、より洗練された印象。
フォーマル&上品な雰囲気:結婚式やパーティーなどの場面にも最適。
ショルダーストラップ付き:肩掛けができるので、ハンズフリーで持ち歩ける。
しっかりとしたクラスプ付き:防犯面でも安心。
特に、ケリー25やケリー28は女性らしい上品なサイズ感で、多くのファッションアイコンが愛用しています。
項目 | バーキン | ケリー |
デザイン | 開閉が容易なトート型 | ストラップ付きでクラシックなデザイン |
収納力 | 高い(荷物が多い人向け) | コンパクト(エレガントな場面向き) |
使い勝手 | デイリー&ビジネス | フォーマル&上品 |
開閉方式 | フラップを開けたまま使える | クラスプ(留め具)をしっかり閉める必要あり |
ショルダーストラップ | なし | あり(肩掛け可能) |
どちらも魅力的なバッグですが、あなたのライフスタイルに合ったものを選ぶのが大切です。
まとめ バーキンは「持つ価値のあるバッグ」

引用元:『エルメス』公式サイト
エルメスの「バーキン」は、ただのバッグではありません。職人技・最高級の素材・ステータス・投資価値が詰まった、唯一無二の存在です。
今まで話した内容も含めて、エルメス バーキンの特徴や魅力についてまとめいきます!
1. 卓越した職人技と最高級の素材
バーキンは、フランスのエルメスのアトリエで、熟練した職人によってひとつひとつ手作りされています。大量生産は一切なし!
1つのバッグを完成させるのに48時間以上
1人の職人が最初から最後まで担当する「一貫製作」
すべて手縫いで仕上げられ、細部まで完璧なクオリティ
そして、使用されるレザーもエルメスならではの最高級。
トゴレザー(柔らかく、傷がつきにくい)
エプソンレザー(型崩れしにくく、シャープな印象)
スイフトレザー(なめらかで発色が美しい)
クロコダイルレザー(希少でエルメスの最高級ライン)
オーストリッチ(ダチョウ革)(独特の斑点模様がエレガント)
特に、クロコダイルのバーキンは数百万〜数千万円の価値があり、世界中のコレクターが注目するアイテムです。
2. ステータスと投資価値
バーキンはただのファッションアイテムではなく、持つこと自体がステータス。世界中の成功者やセレブが愛用しているのも納得です。
バーキンを愛用する有名人
ヴィクトリア・ベッカム(150個以上所有)
ジェーン・バーキン(名前の由来となった女優)
キム・カーダシアン(レアモデルを複数所有)
ジェニファー・ロペス(クロコダイルのバーキンを愛用)
さらに、バーキンは資産価値が上がるバッグとしても有名。
過去10年間で、バーキンの市場価値は年平均14%上昇しています。
サイズ | 定価(目安) | 中古市場価格(目安) |
バーキン25 | 約150万円~ | 200万円~500万円 |
バーキン30 | 約180万円~ | 250万円~600万円 |
バーキン35 | 約200万円~ | 300万円~700万円 |
バーキン40 | 約250万円~ | 350万円~800万円 |
特に限定カラーやクロコダイル素材のバーキンは、中古市場で定価の2倍以上の価格がつくことも珍しくありません。
つまり、バーキンは「使うだけでなく、価値が上がるバッグ」でもあるのです。
3. 手に入れるまでの特別なプロセス
バーキンは、エルメスのブティックに行って「ください!」と言っても簡単には買えません。
手に入れるための条件
エルメスでの購入履歴を作る(スカーフやジュエリーなどを購入)
販売員と関係を築く(何度か訪問し、自分のスタイルを伝える)
店舗から「ご提案」されるのを待つ(招待制に近い形)
この特別なプロセスがあるからこそ、バーキンは「選ばれた人だけが持てるバッグ」としての価値があるのです。
もしあなたが「本当に良いもの」を求め、一生モノのバッグを探しているなら、バーキンは間違いなく最高の選択肢のひとつになること間違いなし!
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