はじめに
グランドセイコー 白樺 (SLGH005) は、その美しいデザインと卓越した技術力によって高級時計愛好家たちから高い評価を得ています。本記事では、このモデルの特徴や魅力、さらに人気の理由を徹底的に解説していきます。さらにはあの大谷選手がヌードバー選手に贈呈したことで注目を集めたことも有名ですよね。
グランドセイコーは日本の誇りともいえるブランドであり、その品質の高さと独自のデザインセンスは世界中で高く評価されています。この記事を読むことで、グランドセイコー 白樺の魅力を存分に理解し、あなたも手に入れたくなることでしょう。
グランドセイコー 白樺 (SLGH005) とは

引用元:『Grand Seiko』公式サイト
グランドセイコー 白樺は、2021年に登場した「グランドセイコー エボリューション 9 コレクション」に属するモデルです。特に注目されるのは、その美しい文字盤デザイン。白樺の樹皮をイメージした細かなテクスチャーが施されており、見る角度によって光の反射が変化するため、まるで自然の風景を切り取ったかのような美しさを持っています。
グランドセイコーの歴史と信頼
1960年に創業したグランドセイコーは、「世界最高峰の腕時計を日本から」という理念のもと、技術と品質を極限まで追求してきました。その結果、スイスの時計業界にまで強烈なインパクトを与え、数々の国際的な賞を受賞してきました。
特にこのSLGH005のような機械式時計は、雫石スタジオの熟練職人たちの手によって組み立てられています。こういう背景を知ると、ただの時計じゃなくて“アート作品”を身に着けている感覚になるんです。
・ムーブメント:キャリバー 9SA5(自動巻き+手巻き機能付き)
・ケースサイズ:40mm
・ケース厚:11.7mm
・防水性能:100m
・パワーリザーブ:約80時間
・素材: 高品質ステンレススチール
・ガラス:サファイアガラス
・精度:日差+5〜-3秒(静的状態)
・価格帯:約1,276,000円(モデルにより変動)※2025年現在
40mmというサイズ感は、腕の細い人でも太い人でもバッチリ似合う絶妙な大きさです。防水性能も100メートルあるので、日常生活はもちろん、ちょっとしたアウトドアシーンでも問題なし!
特に注目すべきは、グランドセイコーの誇る「ザラツ研磨技術」で仕上げられたケース。これがもう、本当に鏡みたいに光を反射するんです。鏡面仕上げとヘアライン仕上げのコントラストが見事で、腕に着けるたびにニヤニヤしてしまいます(笑)。
ちなみに、スイスの「スイス時計協会」の調べによると、2016年時点で100万円以上の時計の所有率を調べたところ、男性では約8.1%、女性では約7.4%と男女共に約10人のうち約1人が所有していることが分かりました。
グランドセイコー 白樺の特徴と魅力
【ハイビートムーブメント – Caliber 9SA5】:まず特筆すべきは、グランドセイコー自社開発のハイビートムーブメント「Caliber 9SA5」を搭載している点です。これ、何がすごいかって、振動数が10振動/秒(つまり、36,000振動/時)という超高精度を実現しているんですよ。日差は+5~-3秒という圧倒的な精密さ。どんなに忙しい日でも、正確な時間を教えてくれる頼れる相棒です。
さらに驚くべきことに、80時間ものパワーリザーブを誇っているんです。通常、ハイビートムーブメントはエネルギー消費が激しいのが欠点ですが、このCaliber 9SA5はそこをしっかりカバーしてくれている。平日仕事でバタバタしていても、週末までずっと動き続けてくれるのは本当に助かります。精度と持続力を両立させたこのムーブメントは、まさに一生モノの品質と言っても過言ではありません!
【美しい文字盤デザイン】:そして、この時計の一番の魅力とも言えるのが、白樺の樹皮を模した美しい文字盤デザインです。自然の美しさをそのまま腕時計に閉じ込めたような繊細なテクスチャーで、見るたびにうっとりしてしまいます。シンプルで上品なのに圧倒的な存在感があって、どんなシーンにも自然と馴染むのがすごいところ!
グランドセイコーの職人さんたちが一本一本手作業で仕上げているっていうのも感動ポイント。高級感があるのに、自然の温もりも感じられるって最高ですよね。
【耐久性と実用性の高さ】:高級時計って、どうしても「美しさはあるけど実用性は…」って思われがちですが、白樺はそんな心配を吹き飛ばしてくれます。ステンレススティールケースとサファイアクリスタルガラスを採用しているおかげで、普段使いでも全然傷がつかない!美しさをしっかりキープしてくれるんです。
さらに、10気圧防水機能まで備えているので、ちょっとした水濡れにも安心です。もちろんダイビングとかは適していませんが、普段の生活なら全然問題なしです。雨の日でも全く問題ありません。
サファイアガラスは、実は宝石のサファイアと同じ組成を持っているんです!高純度のアルミナ(Al2O3)を人工的に成長させて作られる巨大結晶からできています。見た目は普通のガラスと変わらないんですが、実はその硬度はものすごいんです。
【サファイアガラスの硬度と強度】:一般のガラスと比べると、その硬さは驚異的です。モース硬度という指標で言うと、なんと9!ダイヤモンドが10なので、それに次ぐ硬度なんですよ。普通のミネラルガラスの硬度が5〜6程度なので、その差は歴然です。傷がつきにくいというのは、特に長く愛用したい高級腕時計にはピッタリですよね。
【サファイアガラスの歴史】:サファイアガラスが腕時計に使用されるようになったのは20世紀後半。特に高級時計ブランドが採用することが増えてきてから、一気に普及しました。ロレックス、オメガ、パテックフィリップなどの超有名ブランドでももちろん採用されています。
【サファイアガラスの欠点】:もちろん欠点もあります。硬度が高い分、割れには強いとは言い切れません。思いっきり硬いものにぶつけると、破損する可能性もあるので注意が必要です。また、製造コストが高いため、時計の価格も上がりがち、、。
白樺のブラックモデル (SLGH017)

引用元:『Grand Seiko』公式サイト
時計好きなら誰もが憧れる存在、グランドセイコーの『白樺 黒いモデル SLGH017』についてご紹介します。
なぜ『SLGH017』が特別なのか?
このモデルは、グランドセイコーが誇るエボリューション9 コレクションの一つであり、文字盤に描かれた「白樺」のモチーフを大胆にブラックで表現したデザインが特徴です。洗練された黒の美しさが、上品さと力強さを両立しています。まさに『白樺の美しさを夜の静けさで包み込んだ』と言えるでしょう。
デザインの美しさと持つことの魅力
『SLGH017』は、その美しい黒文字盤が最大の特徴です。通常の白樺モデルとは異なり、黒の背景に刻まれた繊細な模様が光を受けてさまざまな表情を見せてくれます。
この時計を身につけると、ただの高級時計を超えた「美術品」を身に着けている感覚になります。特別な一日だけでなく、日常の何気ない瞬間も格上げしてくれる、そんな力を持った時計です。
グランドセイコー 白樺 (SLGH005) の手巻きモデルについて

引用元:『Grand Seiko』公式サイト
SLGH005 は基本的に自動巻きですが、手巻き機能も備えています。これはユーザーが意図的に巻き上げを行うことで、時計とのつながりを強く感じられる点で魅力的です。自動巻きだけでなく、手巻きも可能な点は、グランドセイコーのこだわりが詰まった機能といえるでしょう。
手巻き機能を楽しむことは、時計愛好家にとって一つの魅力ですよね。自分で動力を供給することで、機械との一体感を得られ、特別な所有感を感じることができます!
グランドセイコーは一生もの?メンテナンスは?

引用元:『Grand Seiko』公式サイト
・高い耐久性
ステンレススチールはもちろんのこと、最近ではさらに強度と美しさを兼ね備えた「エバーブリリアントスチール」や「ブライトチタン」などの素材も採用されています。これらは耐腐食性や耐傷性に優れており、長年使い続けても新品のような輝きを保つことができるんです。
・精度の持続
グランドセイコーの魅力は、ただ精度が高いだけじゃなく、それを長期間維持できること。3〜5年ごとにオーバーホールを行うことで、常に最高のパフォーマンスを保てます。しかも、正規店でのメンテナンスなら、まるで購入当時のような美しさと精度を取り戻せるんですよ。長く使うことを前提とした構造や設計が施されているからこそ、このクオリティが実現できるんです。
・アフターサポートの充実
グランドセイコーの公式アフターサポートは、本当に安心できるものです。日本国内では特に充実しており、万が一の故障や不具合があっても、しっかりと対応してくれます。定期的なメンテナンスを行うことで、グランドセイコーは常に最高の状態で使い続けることができます。
大谷選手がヌードバー選手に贈呈したエピソード
この「白樺 (SLGH005)」は、大谷翔平選手がWBC期間中にヌートバー選手へ贈った特別な時計としても知られています。公式サイトによると、グランドセイコー SLGH005の2025年現在の価格は127万6000円(税込)。その美しいシルバーが輝く逸品に、時計愛好家だけでなく、スポーツファンからも大きな注目を集めています。
エピソードによると、WBC期間中に大谷選手と食事をした際、ヌートバー選手が大谷の腕に輝く時計に目を留めたそうです。ブランド名を尋ねると、それがグランドセイコーであることを知り、一目惚れしてしまったとのこと。大谷選手がセイコーウォッチのアンバサダーを務めていることを知らなかったようですが、その美しさに惹かれたのだとか。
そして、WBCの決勝戦でアメリカに勝利し優勝を成し遂げた後のこと。大谷選手が「渡したいものがある」とヌートバー選手を部屋に呼び、この「白樺モデル」をプレゼントしたのです。ヌートバー選手は「受け取れない」と一度は断ったそうですが、大谷選手は「時計を受け取るなら、他の国ではプレーするなよ」と笑いながら言ったとか。ヌートバー選手は「時計がなくてもそうするつもりだったけど、これで決まりだね」と嬉しそうに語っていたそうです。
この「白樺 (SLGH005)」は、ヌートバー選手にとっても特別な存在になっているようで、普段の試合の前には「大谷選手にあやかりたくて、いつも球場に着けていく」ほど。その時計を通じて大谷選手の力が自分に伝わることを願いながらプレーするなんて、なんだか素敵なエピソードですよね!
さらに、この時計を選んだこと自体が意味深いです。日本を代表するブランドであるグランドセイコーを贈ることで、日本の美学と技術をアメリカでも認められる存在としてアピールする素晴らしい機会になったと言えるのではないでしょうか!
参照元:『THE ANSWER』公式サイト
グランドセイコーのすごさ
精度を支える柱「てん輪」
てんぷの輪の部分である「てん輪」は、アンクルの反復運動を調節・制御し、振動を一定速度に保つ役割を果たしています。回転を安定させるために0.000001g単位で重量調整が行われるほど、時計の精度を左右する重要なパーツのひとつなのです。
Chronometerを超える高い精度基準
1960年に誕生した初代グランドセイコーは、当時のスイス・クロノメーター検査基準優秀級規格と同等の精度を実現し、「Chronometer(クロノメーター)」がダイヤルに刻まれていました。
しかし現在のグランドセイコーに「Chronometer」の文字を見つけることはできません。
その理由は「新GS規格」にあります。1998年に制定されたこの規格は、スイス・クロノメーター規格よりも高い精度基準なのです。
その「新GS規格」をさらに越える、「グランドセイコースペシャル(GSS)規格」が、9Sメカニカルには存在します。
熟練の時計師が、通常の機械式時計の何倍もの時間をかけてようやく到達できる精度基準であるため、1年間にごくわずかしか生産することができません。平均日差-2秒~+4秒の特別な心臓部であることは、ダイヤルに記された「SPECIAL」の文字が示しています。
17日間におよぶ検定試験
9Sメカニカルは、17日間におよぶ厳格な規格に基づく独自の検定試験を受けなくてはなりません。6方向の姿勢差、3段階の温度で設定したさまざまな条件下において、時間の進みや遅れ(日差)が基準値内に収まらない限り、グランドセイコーの冠をつけることはできません。
匠の技による組立・調整
着想から実に20年以上もの年月を費やして開発され、さらに5年をかけて、グランドセイコーの冠を付すにふさわしい性能を実現させたのち満を持して2004年に誕生しました。
機械式時計とクオーツ式時計の利点を掛け合わせたスプリングドライブ。その組み立ては、3針モデルで200部品以上、スプリングドライブクロノグラフに至っては400部品以上と複雑を極めます。 必要な箇所に最適な油を注ぐ注油作業は、自動巻スプリングドライブで約80ヶ所、クロノグラフでは約140ヶ所もあります。 時計の設計図は0.01mm単位で記されており、最終的に部品を0.01mm以下の単位で加工・調整していくのは、ロボットでもコンピューターでもなく、人間の目と手なのです。 卓越した匠の技を持つ時計職人の存在が、高精度なスプリングドライブを生み出しています。
引用元:『Grand Seiko』公式サイト
まとめ
グランドセイコー 白樺は、その卓越した技術力と美しいデザインによって、多くの人を魅了し続けています。手巻き機能も備えたハイビートムーブメント、自然をイメージした繊細な文字盤、そして著名人にも愛用される信頼性は、この時計を一生ものの価値あるアイテムへと昇華させています。あなたもこの美しい時計を手に入れ、時を共に刻んでみてはいかがでしょうか?
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